2020年度事業報告
第5期事業報告
令和2年8月1日~令和3年7月31日
1 事業の成果
第五期は、前年度同様、コロナ感染拡大によるイベントの自粛や理事会、利用者ミーティング等をリモート開催で行うことが多かったと思います。そしてオンライン活動の増加です。
今年2月には、九州ブロック研修会宮崎開催をオンラインで行いました。「筋ジス解放プロジェクトの報告」や「支援学校との関わりについて」を、今年3月支援学校を卒業して、ヤッドで活動を始めた愛甲花菜さんに自分の体験や、今井総二郎くんのお母さんにこれまでの学校との関わりなどを話してもらいました。
現在二人は、将来の自立を考えながら体験室を利用したり、医療、福祉の学校の授業に参加するなど私たちと共に活動をしています。
また副理事長である山之内俊夫さんが全国自立生活センター協議会の常任委員に選ばれることになり、全国の動向がいち早く宮崎にも伝わり、全国での活動も行っていくこととなりました。
活動4年目の森愛実さんや新坂真子さんも全国のプロジェクト活動などにオンラインで参加し、ますます活動の幅を広げています。
来年度には、未来建築プロジェクトへの助成のもと、障害のある人だけでなく助けを求める地域の子供、女性、高齢者などが共に暮らせる場所の建設を永山昌彦さんを中心に考えています。
ヤッドみやざきは、宮崎県、全国、パキスタンやネパールなど海外の障害を持つ人たちの暮らしやすさのために、地域の皆様と協力しながら今後も活動を続けていきたいと思っています
2 会員
(1)正 委 員 当応援センターの運営に関わり、総会においての議決権を有します。
25名(資料末尾に名簿掲載)
(2)賛助会員 センターの活動・事業等に賛同して、金銭的に支援します。
個人会員:7口 団体会員:1口
3 役員
No | 役名 | 氏名 | 住所 | 備考 |
1 | 理事長 | イワキリ フミヨ
岩 切 文 代 |
宮崎市下北方町塚原5833番地4
ルーエ平和台101号室 |
役員報酬なし |
2 | 副理事長 | ヤマノウチ トシオ
山之内 俊 夫 |
宮崎市城ヶ崎4丁目7番地19白岩アパート101号 | 役員報酬なし |
3 | 理事 | ウエダ ケンジ
上 田 賢 次 |
宮崎市佐土原町下田島20510番地25 広瀬台団地277棟101号室 | 役員報酬なし |
4 | 理事 | カ ネ マ ル サ チ コ
金 丸 佐知子 |
東臼杵郡門川町栄ヶ丘1丁目1番地 町営住宅棟103号 | 役員報酬なし |
5 | 理事 | ナガヤマ マサヒコ
永 山 昌 彦 |
宮崎市吉村町平塚甲1893番地3 | 役員報酬なし |
6 | 監事 | ゴトウ ケンゴ
後 藤 賢 吾 |
児湯郡高鍋町大字上江1926番地4 | 役員報酬なし |
4 助成金・補助金・寄付金・委託金等
宮崎『ひと・まち・みらい』づくりに関する研究・活動等助成事業 288,250円
市民活動団体新型コロナ感染症対策助成金 50,000円
後藤賢吾氏他 1,243,850円
5 事業内容
(1)特定非営利活動に係る事業
① 会議の開催
ア 総会の開催 ヤッドみやざき会議室及びZOOMによるオンライン
定期総会 令和元年10月16日(金)
イ 理事会の開催 ヤッドみやざき会議室及びZOOMによるオンライン
毎月第3金曜日 13:30~15:00(令和3年4月より毎月第3火曜日に変更)
② 障害者自立生活支援に関する情報提供
ア HP、Facebookによる情報発信 ※HP新設 令和3年4月
イ メールによる情報発信
県内30の個人・団体にJIL及びDPI等の情報の中から大切な情報を随時発信。
ウ 宮崎市自立支援協議会への参加
岩切文代理事長、山之内俊夫副理事長、永山昌彦理事、森愛実、新坂真子
エ 宮崎県国文祭芸文祭企画会議及び宮崎市実行委員会等への委員派遣 永山昌彦
オ 宮崎市バリアフリー検討会及び宮崎市中央東地区社協への委員派遣 森 愛実
③ 障害者自立生活支援及びバリアフリー等に関する事業
ア 調査活動、講演会、研究会等の開催
a 宮崎県アクセシビリティ情報マップ追加情報収集に伴う調査活動
b 宮崎「ひと・まち・未来」づくりに関する研究・活動等助成事業
テーマ:建築物のインクルーシブデザイン啓発活動事業
(目的)
東京オリンピック・パラリンピックの主要会場の新国立競技場は、発注者と障害当事者団体が、基本設計から実施設計、施工段階で「インクルーシブデザイン」の手法によりUDワークショップを行い「世界一のUD」をめざした。宮崎県でも2027年に国民スポーツ大会・全国障害者スポーツ大会開催のために、陸上競技場、体育館、プールの建設が予定されUDで整備することが公表されている。そこで障害者団体による宮崎市の既存体育施設のUDの状況調査を行い、その結果を公表する「UDセミナー」を開催して国立競技場のUDに携わった方の講演や宮崎の障害当事者による体育施設の意見から、宮崎県におけるインクルーシィブデザイン手法の導入していく土壌を作る事を目的とした。
(概要)
・体育施設のUDを考える視察及びワークショップ
日時:2020年11月5日(木) 場所:宮崎市生目の杜運動公園
参加団体:宮崎県視覚障害者福祉協会、宮崎県聴覚障害者協会、宮崎県手をつなぐ育成会、宮崎県建築士会、宮崎県総合政策部国民スポーツ大会準備課、ヤッドみやざき
・宮崎の体育施設のUDを考えるオンラインセミナー
日時:2021年2月13日(日)
基調講演:髙橋儀平先生(東洋大学名誉教授、UDアドバイザー)
シンポジスト:上記ワークショップ参加団体役員
c 津久井やまゆり園事件を想い悼む献花台の設置
・日時:令和3年7月26日~27日 場所:ヤッドみやざき交流スペース
イ 海外支援
a パキスタン女性障害者支援(ラホール・CILマイルストーン)
・アナム基金(寄付及び募金等)年間送金額:400,000円
送金 令和年月日 200,000円 令和年月日 200,000円
・スカイプによる宮崎⇔ラホール女性障がい者のピアカン講座の開催
b ネパール・ポカラ自立生活センター支援 年間 120,000円
全国自立生活センター協議会九州ブロックによる支援(事務局:イルカ)
ウ 講師派遣
宮﨑医療管理専門学校、宮崎福祉専門学校、県立看護大学 等多数
エ 講演会、研究会への参加(オンライン)
全国自立生活センター協議会総会&研修会、推進協会研修会、DPI日本会議研修会、ゆめ風基金研修会等
オ 視察研修他
a 自立生活センター協議会九州ブロック研修会(幹事団体:ヤッドみやざき)
Zoomによるオンラインミーティング 令和3年2月23日12:00~18:00
(2)特定非営利活動に係らない事業 特になし