川南駅に続き門川駅も観光協会や町の職員が車いすの乗降介助を行うようになりました!

去年の5月、乗り物大好きの川南町に住む今井総二郎さんがヤッドみやざきで行われるILPに参加するために、いつものように電車に乗ろうとすると、南宮崎駅に予約を入れないと乗れないと、先日までいつでもスロープを持ってきて電車の乗降を手伝ってくれた簡易委託駅である川南駅に勤務するおばちゃんから言われ、電車を見送る車いすの総二郎さんは悔し涙を流しました。

「今まで乗れてたのに、なんで・・・?」

JR九州の規則では研修を受けた職員しか車椅子の乗降介助はできないってことになっているらしく、川南駅のおばちゃんでは駄目ってことになったらしい。県内では門川駅も同じ理由で駄目になりました。遠く離れた南宮崎駅からスロープを持って駅員に来てもらうしかありません。

そこから総二郎さんの戦いが始まりました。県内各地から8200筆の署名を集め、JR九州との交渉を持ち、去年の11月、JR九州の介助研修を受けた川南町の職員などが、車いす等の乗降介助を行うことになりました。

署名してくれた方へのお礼

今年3月、ルピナス支援学校高等部を卒業した総二郎さんは、4月から電車を使ってヤッドみやざきにやってくるようになりました。乗り物好きの彼の名刺には「ヤッドみやざき車両管理助手」の肩書が印刷されています。

そして、今年の3月末、地元の新聞に門川駅も川南駅同様、町職員等が電車からの乗降介助ができるようになったという記事が出ました。

総二郎さんの諦めない気持ちがJR九州と町役場を動かしたのです。