県に要請文を提出

北海道江差町の社会福祉法人「あすなろ福祉会」のグループホームで知的障害者のカップルらに20年以上前から不妊処置をしていたという報道を受け、宮崎県に要請書を提出しました。

★要請文内容★

私たちは全国自立生活センター協議会の一員として重度障害者の自立生活をサポートする当事者団体として活動しています。

北海道江差町の社会福祉法人「あすなろ福祉会」のグループホームで知的障害者のカップルらに20年以上前から不妊処置をしていたことが先日の報道で明らかになりました。当事者活動をしている私どもとしては看過するわけにはいきません。

そこで下記の通り要請することにしましたので宜しくお願い致します。

  • 障害のある人が子どもを産み育てるために必要な支援について、行政や各種企業・団体、コミュニティー等の社会的資源により地域で生活を支える仕組みを確立していただきたい。
  • 障害者施設に対して、北海道江差町の知的障害者施設と同様な対応、障害のあるカップルが結婚や同棲を希望する場合に何等かの不妊処置を条件にしていないかについて、一斉に調査・点検していただきたい。不妊処置を条件にしている施設があった場合には条件を外すように対応していただきたい。
  • 障害のある人が子どもを産み育てるために必要な支援を地域社会で整備する意欲を高揚させるための取り組みについて、全国的に推進するように国に要請していただきたい。
  • 2月下旬までに文書で回答していただきたい。